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 リレーエッセイ

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すみれメンバーが毎月交替で執筆します

一華開五葉 結果自然成
平成24年4月
稲葉 多恵子
       
                  還暦を迎え、新たなる目標を模索していたところに縁あって一つの言葉に出合いました。
 扇には「開五葉」と記してあります。書を見た方に「一華」を想い巡らすように、全てを語らずあえて外してあり、「開く」という言葉の連想から開運吉祥の語として書にしたためてあります。

 本来は「一華開五葉」(いちげごようにひらく)「一つの花には誕生の時から五つの花びらがある」という意味で、その後「結果自然成」(けっかじねんになる)と続きます。自分という花は努力すれば自ずと開き実を結ぶ。ということだそうです。この言葉は禅宗の開祖菩提達磨大師が二祖慧可に贈った言葉です。

 昨年来より、これまで育んでくれた父が病に倒れ看護の日々が続いています。これは、父の愛に甘えてばかりの私に孝行の機会を与えてくれたと思っています。自分流の解釈ですが、今日一日を明るく自分らしく豊かに生きる、精一杯生きることで父への想いを深め、介護をやり遂げることで(けっかじねんになる)事を心に留めて悔いのない日々を過ごしたいと思っています。







              
   
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