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リレーエッセイ11月 essay

茶会の魅力                            石田加代子


私は友達と一緒に茶会に行くことがとても好きです。
 前日からどの着物を着ていくか考えて、当日その着物を着て友達と待ち合わせをして茶会に行く。茶席に入るとそこは昔と変わらない空間が広がっている。歴史ある道具たちに接して、昔と変わらない一連の流れの中で、江戸時代などにタイムスリップしたような感覚になる。亭主と会話しながら抹茶を一服頂くと、何とも言えないホッとした気分を感じる。そして、茶会が終わると帰り道、友達と茶席の感想を言い合い、また楽しい気持ちになるのです。
 近頃日本は、海外からの観光客が増え続けています。日本に来られる方々は、観光地巡りや、グルメ、お買い物を主に楽しむ為にお越しになります。しかしそれと同時に、是非「日本人の心」も知って頂く機会があればとても良いと思います。その為に茶道はとても良いと感じています。
 茶道というと、敷居が高いと感じたり、作法が難しい、堅苦しいと言ったイメージの方もおられますが、迎える側とお客さんが、昔と変わらない姿、空間で日本人ならではのコミュニケーションをとり、お互いが楽しい気持ちになれることこそが、茶会の真意だと感じます。
 わたしは日本の伝統文化を伝えることに少しでもお役に立てたら、とても嬉しく思います。




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

<例会日>
 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

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