本文へスキップ

リレーエッセイ10月 essay

街角にて                            石井美代子


瞳を見た  濃いまつげに囲まれた深い瞳だった 
柔らかい声で口ずさむ  ゆるやかな身のこなし
歌声はエンドレスに響き  風を呼び起こす
ビルの谷間のせまい空間は  群青色に包まれていった

夢を見た  いつもは見ない母の夢
母はやさしい穏やかな笑顔だった
母のぬくもりを 肌に感じた
なにをしてるの  母の唇が動いた
お父さんに会った

ほんの一瞬の出来事が呼び起こす なつかしい思い
とおく太古より連綿と続いてきた もの
空気 水 大地 そして 人 ふるさと
吹き抜ける風に身をまかせ  声は静寂に溶け込んでゆく

天空にぽっかりと白い月が浮かんでいた




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

<例会日>
 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

 お問い合せ は↓をクリック

  お問い合わせフォーム





Since March 1, 2005.