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リレーエッセイ 8月 essay

身の回りを整えるということ                     金澤 郁子


 「断捨離」という言葉を聞き始めて久しくなりますが、私は最近とみにシンプルライフに憧れている自分がいるような気がします。とはいえ、これを実践するのは簡単ではないのです。まずは衣類から整理しようとクローゼットを開け、とりあえずは何年間か袖を通していないもの選び出しては「エイヤッ」と捨てようと思うのですが・・・やっぱりハンガーに戻してみたり、未だ着られるという気持ちとの葛藤で厄介な作業となります。話題になった近藤麻理恵さんの「ときめき片付け」も念頭にしながら格闘するというありさまです。それでもようやく、思い切って処分を決めた衣類をながめると気持ちが軽くなるのが不思議です。
 衣類に限らず、年齢とともに必要なものは変わっていき、減らしていいものもたくさんあるはずです。「いる」「いらない」をはっきりさせ、暮らしをすっきりさせたいという気持ちはあるのですがなかなか実行できないのが現実です。それでも、まずは戸棚の一段から始めてみようと思っています。部屋の一部でも片付くと頭も心もすっきりとするようで、ちょっと達成感が味わえます。そして次に進めるような気になります。
 今回の地震では大切にしていた食器などが破損して悲しい気分になりましたが、反面ため込んでいた物が一掃されて再出発の機会にもなりました。まずは身の回りの物を少しずつ減らし、整えていく。地道に努力をしてみましょうかね!

                        
    




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

<例会日>
 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

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