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リレーエッセイ12月 essay

変化                                宇野英美


 今年2月に3年7か月のブランクを経てソロプチミスト熊本―すみれに再入会させていただきました。初めてすみれのお仲間に入れて頂いたのは20年の1月たつた一人での入会でした。何も分からないままただただ参加するだけの4年半を過ごさせていただき両親の介護のため24年6月退会しました。クラブ会員の皆様の暖かいご支援のお陰で、今回は3人での入会式でした。私は再入会なのでフレッシュ新人さんではなく、ちょっと微妙ですが同期の方がいてくださるのはやはり嬉しく思いました。

 3月にはお茶会があり久しぶりのお運び役は緊張しました。そして4月南リジョン大会参加。盛大な懇親会が終わりホテルのラウンジで‘おつかれさま〜‘と乾杯した直後に熊本地震の前震が起こりました。その後会員の方のご厚意に甘え、タクシーに同乗させて頂き通行止めになった道を避け4時間かけて熊本に帰りました。眠くてぼ〜っとした目に飛び込んできた我が家の有り様は酷いものでした。そして本震!あちこちの引き出し、扉から飛び出した物の山を見て、以前読んだ断捨離の本の一文が頭に浮かびました。「片付ける前に全ての物を1か所に出しましょう。あなたが思っている以上の量に驚くはずです。」本当にその通りでした。玉石混合!そして落ちているのに割れていない粗品で頂いたグラスやヒビすら入っていない100均のカップを見ると、コレクションボードごと倒れ粉々になった大事に集めたグラスの破片を手にがっかりして悔やんでいるのが何だかバカバカしくおかしくさえありました。今まで時間とお金を使いこんなに不要なゴミとなるものをせっせと集めていたのか?と気づかされた瞬間でした。

 もう二度と本当に魂に響く位好きなもの以外は買わない!そして高価でも修理が出来る物を選び後生大事にそれを使いたおす!本気で断捨離する!と心に決めました。そんな私にタイムリーな研修会が9月にありました。「やましたひでこ公認断捨離トレーナー」で熊本在住の藤原久美子さんの講演です。先生のお話と実践写真を見てそれこそ目からウロコが2、3枚落ちた感じでした。ご自宅の様子はお見事!!の一言でした。キッチンの引き出しの中は「しゃもじ、お玉、じょうターナー、ピーラー、キッチンはさみ」の5つだけ。先生曰く千手観音様じゃあるまいし2ほんしか手は無いのに何種類ものお玉やハサミが必要ですか?と。個人レッスンもなさるそうなので自宅に来て欲しいような、怖いような・・・でも再度講座を受けたいと思っています。

 今朝も福島で大きな地震が起こりましたその前は鳥取、熊本でもつい最近震度4がありもう日本全国どこで何があってもおかしくない感じです。あっては欲しくないけれどもそんな時の為にも、全てにおいて身軽な自分でありたいと思います。地震後朝のお水替えの時、今日は人生の中で最後の今日精一杯堪能?させて頂きます。と思うようになりました。そのうちにとか、いつかは、未来があるのが前提の発想で不遜ではないのかしら?今すること、しなければならないことの優先順位をつけ行動をする。当面の課題です。すみれの会員として末席に居るだけでもお勉強になります。人生のステキな先輩方が沢山いらっしゃいます。有り難い環境に感謝です。


              
    




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

<例会日>
 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

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