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リレーエッセイ 5月 essay

「ゲネプロ」って?                        篠原 眞砂子


 皆様「ゲネプロ」って言葉ご存じですか?

 私は、2001年に「SI熊本−すみれ」に入会致しました。その後、オペラ団体「テアトロリリカ熊本」の代表をご主人様が務める古崎会員の勧めで、2004年に「テアトロリリカ熊本」の団員となりました。入団早々、秋のリリカ本公演、プッチーニのオペラ歌劇「トスカ」に合唱参加ということで軽く出演承諾をしたのですが、「トスカ」はすでに立ち稽古に入っておりました。私は18世紀のイタリア上流社会の女性の設定。歌の特訓はもちろんのこと、優雅な身のこなしの練習に始まり、お化粧、ドレスにアクセサリー、持ち物に至るまで時代を考慮しての準備を演出家の先生方のアドバイスをもとに行い、何とか本番に臨みました。                       

 さて、いよいよ本番前日。我々には今迄のリハーサルとは比較にならない「ゲネプロ」と呼ばれるハードなリハーサルが控えておりました。全て本番さながらのお化粧と衣装を身に付けて、上演時間のチェック、照明のチェック等々、それは大変な確認作業が行われます。何度も全員舞台に立たされ、演出家のダメ出しがあります。誰のお化粧が白すぎる、もっと赤みをベースに入れてとか、ロングスカートを高く持ち上げ過ぎて誰々さんの足が丸見えだったとか、細かいダメ出しです。本番より疲れる1日でした。
 この様に、本番と全く同じ手順で行う総稽古をドイツ語でゲネラルプローペ、略して「ゲネプロ」と呼ばれているそうです。オペラの団体に入らなかったら、私にとって一生耳にすることはない言葉だったと思います。

 そんな「ゲネプロ」を終えて迎えた本番当日。昼過ぎに楽屋入りして、「こんにちは」と挨拶した私に「おはようございます」と返ってきました。は?ここは芸能事務所?それともお水の方々?面喰っている私をし り目に、昨日まで「こんにちは」と挨拶していた女子団員もすまして「おはようございます」と通り過ぎて行く・・・・・私ですか〜?慣れるまで3年かかりました、はい。

 その後の私はと申しますと、本番での緊張は大変なものの、舞台上での高揚感と達成感が忘れられず、10年間オペラ公演にのめり込んで行った事は、すみれの会員の皆様もご存じの通りでございます。

     
                   オペラ「トスカ」1幕貴婦人役。初舞台でした

        




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

<例会日>
 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

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