本文へスキップ

リレーエッセイ 11月 essay

熱気球の感激                            土井静代


1,000メートルを超えるアナトリア高原中央部に位置する100kuにわたる岩石地帯が広がる台地。キノコの形など大きな奇岩が林立し巨岩がそびえる景観はまさに自然の驚異です。
2012年9月、前泊の洞窟ホテルを早朝に出発した私は、このカッパドキアの上空を夜明け前のキリリと澄んだ空気の中、熱気球に乗ってフワフワ浮いていく。気分は最高です。右を見ても左を見ても、周りは360°見わたす限り熱気球、熱気球。100個以上の気球が昇ってゆく様は、なんとも幻想的……。おまけに向こうに朝日も昇ってくる。絶景!眼下にはキノコ岩、洞窟の家が一面に広がる。
この不思議な風景は軟らかい地層と硬い地層が交互に堆積し、原始からの雨風によって軟らかい砂岩が削られて硬い層だけが残り、こんな奇岩になったのだそうです。
うっとり酔っているうちに1時間はあっという間に過ぎ、気球は広い原っぱに迎えに来ていた大きなトラックの荷台に着陸。見事です!そこで2人のパイロットがパン!パン!!シャンパンを抜き、みんなで乾杯!大感激です。
再び行って「あの感激をもう一度」と思いますが、「あぶない」と家族に止められています。


          

        




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

<例会日>
 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

 お問い合せ は↓をクリック

  お問い合わせフォーム





Since March 1, 2005.