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リレーエッセイ 11月 essay

ソロプチミストと私                           福田邦子 


 国際ソロプチミスト熊本−すみれは、1987年2月5日に国際ソロプチミスト熊本をスポンサークラブとして34名の会員でスタートしました。今年は認証28年目を迎えます。
 私はチャーターメンバーの末席を汚していましたが、開設の準備には先輩会員の方々が汗を流されていて、私は使い走りのお手伝いぐらいしかできませんでした。
 当時、私は40代前半で会員の中では当然若い方でした。スポンサークラブの吉良圭子様からのお誘いに、熊本ロータリークラブに所属していた夫も「社会勉強になるから」と入会を勧めてくれました。今思えば、3人の子育てをしながら夫の医業を手伝っており、まだまだゆとりのある時間はなかったように思います。入会当初の私は、先輩会員の言われる通り右を向いてと言われれば右を、左をと言われれば左を向いていたような状態でした。
 年を重ねる毎に私にも少しずつお役が回ってくるようになり、トレジャラー、コレスポンディング・セクレタリー、アシスタント・トレジャラー、副会長、レコーディング・セクレタリー、会長と順にお役を頂いてはじめてソロプチミストとはどういうボランティア団体かという事が理解できるようになり、沢山の社会勉強ができたと思っています。
 コレスポンディング・セクレタリーとしてお仕事をしている時でした。「僕はソロプチミストの事務局に居候しているみたいだ」という夫のつぶやきを耳にし、夫に申し訳ないという思いと同時に、ソロプチミストで奉仕活動をする私を温かく見守ってくれているのを感じました。
 最初のソロプチミストのクラブは、アメリカのカリフォルニア州アラメダ郡で80名の有識女性によって1921年に結成されました。93年という長い歴史がありますので、時代と共にそのボランティアの内容も少しずつ変化をしてきています。私どものクラブも認証後まだ28年しか経っていないのに、ボランティアの内容が随分変わりました。認証当時は委員会が多く20もの委員会があり、2〜3人で一つの委員会を受け持っていましたので、今思えば大変忙しく汗を流して奉仕活動をしておりました。
 最近では、「女性と女児の生活向上のために」という理念のもとに活動をしています。女子高生を対象にカンファレンスを開催したり、資格がなく良い就職先が見つからない女性には奨学金をソロプチミストから出して専門学校に学ぶ機会を提供し、資格を取得することによってより良い職業に就き、将来安定した生活ができるようにとお手伝いをしています。
 入会して、たくさんのお友達もできましたし、その行事で全国各地へ、時には海外へと旅行する機会も出来ました。世間知らずであった私が、ソロプチミストの活動を通して多くの貴重な体験をさせていただきました。私にとって大きな財産です。
 ソロプチミストという団体に限られたことではないにしても、私が社会に一歩踏み出すきっかけになったことは確かです。これからも会員同志の繋がりを大切にし、日々を楽しみながらソロプチミストの奉仕活動を続けていきたいと思います。

           1990.10.5
 井上幸治ギターチャリティディナーショ 受付担当
           1992.11.14
       チャリティバザー 下通りで
   
   
            1995.6
         大津街道杉並木清掃
           1997年
       児童福祉施設スポーツ大会
   
   
           2006.3.3
         チャリティ茶会
           2006.4
         海外研修員招待
   
   
            2009.8.7
          ユースフォーラム
           2012年
     SIA第42回隔年大会 於:ハワイ


        




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

<例会日>
 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

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