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リレーエッセイ 4月 essay

笑顔(えがお)から咲顔(えがお)の女性へ              菊田節子  


 昨年、最愛の主人を失いました。人生の晩年に迎えたこの出来事は、私にとって悲しみに耐える大きな試練であり、今後の生き方を問う岐路でもありました。
 命あるものいつかはその灯が消える。そんな理は分かっていましたが、いざその時を迎えると心にぽっかりと穴が開きすべてが空しくなってしまいました。そんな時、私が心の先生と呼び親しくしている人の言葉「菊田さん咲顔(えがお)でいるといいことが必ずあるわよ」を思い出しました。
 咲顔というのは、心から自然と湧き出るような笑顔です。「咲顔によって、まわりの人を元気づけることができるから、いつも心掛けていると、自然とまわりが明るくなるよ」という先生の教えに従い、常日頃から咲顔を心掛けてきました。
 主人との思い出を振り返っていると、あの時は楽しかったという主人の咲顔が思い出されます。
 私が常日頃から咲顔でいたことで、主人は明るく元気な顔を見せてくれていたのでしょう。相手を元気にし、周りの人を明るくする咲顔を心掛けてきてよかったと実感しました。

 女性は「笑顔が一番」と、よく言われます。その笑顔を咲顔に変えていきましょう。女性の咲顔は場を明るくし、元気を与える力を持っています。家庭の中で、仕事の中で、咲顔で生まれた元気は、いつしか巡り巡って、きっと私達を応援してくれます。

 咲顔の素敵な女性が増えることによって、私達女性はもっともっと元気になっていくと思います。
 私は、つらいことがあってもいつも咲顔を心がけようと思っています。あなたも咲顔の素敵な女性になって、これからの毎日を前向きに楽しく過ごしてください。咲顔を積み重ねることによって人生はきっと今以上に豊かなものになると思います。

                              




 国際ソロプチミスト熊本−すみれ

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 毎月第3木曜日 午前10時〜
<例会場>
 ANAクラウンプラザホテル
     熊本ニュースカイ

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