踏み出す一歩　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　工藤みきよ　　

　今から約１０年前、４０歳を過ぎた頃でした。
だんだん自分自身の視野が狭くなり、視野を広げるためにも何か新しいことに挑戦しようと思いさんざん悩んだ末、ためしにとゴルフを始めました。
　始めた直後は周りの方々から、ゴルフはたくさんの人たちとの出会いがあるからと聞いていたのですが、家族や親しい友人とプレーすることができればいいなと思い始めました。当時はこんなに素晴らしい出会いがあるとは、思ってもいませんでした。
　早速、初心者用のクラブを揃えて近くの練習場で個人レッスンを受けました。練習場では３カ月もたつと驚くほど、うまく打てるようになりました。
やっと３カ月が過ぎ４月の中旬、新緑のころにコースデビューをすることになりました。初ラウンドはとにかく走りまわった記憶があり練習場とは全く違い、あまりよく覚えていません。ただ、緑一色の中に一日中包まれて何とも言えない爽快感がありました。
その当時一緒にゴルフを始めた友人達とは、１０年間の付き合いがあり、今後も出会いの輪を広げていきたいと思います。

　国際ソロプチミスト熊本すみれに入会するきっかけになったのも、すみれクラブの会員の方と一緒にラウンドをしながら、ソロプチミストについての話を聞いたのがきっかけでした。今ではソロプチミストゴルフ同好会に入会して５年目になりますが今年の５月のコンペでは、優勝することができました。
　ゴルフを始めて１０年が過ぎようとする中、今振り返ってみると、新しいことに一歩踏み出せたことで視野が広がりこの１０年余りの年月がとても充実し、また、たくさんの友人が出来ました。
今では一緒にラウンドする年齢層も３０代から７０代までと幅広くなりました。
これからもたくさんの方々と出会いを楽しみにラウンドできるように、足と腰だけは鍛えておきたいと思います。