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 リレーエッセイ

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すみれメンバーが毎月交替で執筆します

年の瀬
平成24年12月  
石田加代子  
  
 「看々臘月盡」本年も残すところあと僅かになりました。今年は熊本でも災害が起こり、被災された方々がたくさんいらっしゃいます。いつもと違う年の越し方をされる方もいらっしゃるでしょう。復興する過程においては沢山の方々が力を尽くされたとおもいます。大なり小なり人の力、支え合う力を感じずにはいられない一年でした。
 皇居で行われる歌会始めの御題は「立」です。新たな年を迎え皆が”立”上がり、力を合わせていきましょうということではないでしょうか。私の店では毎年恒例で干支茶碗を作っています。それも熊本にちなんだものなので毎年、皆で知恵を出し合って力を合わせてデザインを考えています。来年は「巳」、”巳”というのはデザインが難しく、熊本にちなんだものとなるとまた難しく、皆で力を合わせて考えたのが八代妙見祭の亀蛇のデザインです。私達の様な小さな輪でも力を合わせれば良いアイデアがでてくるように、力を合わせる大切さをあらためて感じました。このごろは、耳をふさぎたくなる様な、目を覆いたくなるような、事件・事故が多く私達の心を痛めています。来年は、明るく心の温まる様な出来事で私達の笑顔を絶やすことがない一年になってほしいものです。








              
   
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