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 リレーエッセイ

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すみれメンバーが毎月交替で執筆します

今日に感謝
平成23年7月
米澤静江
       
 街にはモノがあふれ何不自由ない暮らしに慣れた私たち。その反面、自分一人で生きていると勘違いして家族の関係すら希薄になり、信じられない事件が多発する時代。この国はどうなるのでしょうか。そんな矢先の3月11日、東日本大震災が起こりました。

 人がつくった物は一瞬にして破壊され、自然の脅威に怯える日々。人の想定を超える現実を見せつけられ呆然自失。

 しかし、震災を越えて生き抜く活力を与えてくれたのは希薄と思っていた人間の情でした。縁もゆかりもない人達が被災者の方々に手を差しのべ、世界にその輪が広がり多くの人に感動を与えています。

 東日本大震災が縁となり、いろいろな絆が生まれました。一人では何もできない弱い自分に気付き、人に寄り添い人の温もりに触れ、感激し、涙し、人に対する思いやりが育まれ、物の豊かさから精神的豊かさ、家族、地域、ひいては国を愛する気運の高まりを感じるこのごろです。私自身家族があって良かった。主人、子供、孫の存在の大きさを、深くかみしめております。

 又、明日が安心とはいえない現在、人とのきずなを大切にして生きていくことの大切さも感じている今日このごろです。

 今回の大震災を体験したことは悲しいことです。しかし、私たちソロプチミストが繰り広げてきた様々な活動の意義をあらためて見つめ直し、さらに深める良い機会かもしれないと思います。そして私もソロプチミストの一人の会員として勉強させて頂いている事に感謝します。

 これからも日々感謝を忘れずに生きてゆきたいと考えます。今日に感謝…。

                                                          





              
   
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