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 リレーエッセイ

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すみれメンバーが毎月交替で執筆します

最近思うこと
平成22年1月  
荒木良子  
     
英国の詩人でありかつ社会主義運動家ウイリアム モリスをして、この世のパラダイスといわしめた場所があります。私はこの地を訪ねたいと、あこがれていましたが、この夏この思いを達することが出来ました。

英国のいなかの地方は大変美しくのどかで、絵画のような風景がひろがっています。いちめんに広がるグリーンの牧草地、そこで草を食む白い羊の群れ、山脈の合間に宝石のように水をたたえる湖が点在する湖水地方、さすがにナショナルトラストの発祥の地だけあり、自然を愛する人々の努力により古い建物が自然と共によく保存され、その中に人々のちゃんとした生活がいきずいていました。

(Earthly Paradaise)地上の楽園といわれたコッツウォルズは小さな村でした。古い家々が坂道に沿ってならび小川は清澄な水をたたえ、花々が咲き誇っていました。この限りなく美しい場所は、心地よくそこに何時までもたたずんでいたくなる場所でもありました。この水辺の安らぎは、私ども人類もはるかかなたにまでさかのぼると水の中で生活していたといわれていますその時の遠い遠い記憶のためかもしれません。

自然をこよなく愛し古きよきものを守り続けるこの地の人々の生き方に感銘を受け、このかけがえのない美しい水の惑星に生を受けた私共は次の世代またその次の世代に受け渡していく責任があると思いました。地球の悲鳴が聞こえてくる今日、小さな紙片1つでもリサイクルに回さないと、と考える毎日です。












              
   
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